丹波市立植野記念美術館:巨匠 中尾英武展開催中!親子で楽しめるイベントも盛りだくさん!

植野記念美術館:巨匠 中尾英武展

丹波市立植野記念美術館に行ってきました。

繊細なタッチで描く巨匠、中尾英武の画業を辿る展覧会が「丹波市立植野記念美術館」で開催中です!

会期は2024年6月8日(土)~7月15日(月・祝)まで。

目次

丹波市立植野記念美術館にて「郷土の日本画家 中尾英武展」開催

丹波市出身の日本画家、中尾英武氏の回顧展「巨匠 中尾英武展」が、丹波市立植野記念美術館で開催されています。丹波市制20周年と作品受贈を記念した本展では、中尾氏が生前大切に保管していた未公開作品を含む、初期から晩年までの代表作約47点が展示されました。

中尾英武展情報

項目詳細
会期6月8日(土)~7月15日(月・祝)
場所植野記念美術館(丹波市氷上町西中615-4)
観覧料一般:310円(団体割引 260円)大学・高校生:210円(団体割引 150円)小・中学生:100円(団体割引 50円)小学生未満:無料

※ココロンカード利用可

※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳、または障害者手帳アプリ等の提示で本人を含む2名まで半額
開館時間10:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日月曜日(7月15日は開館)
問い合わせTEL: 0795-82-5945

さらに、中尾英武の画業をより深く理解するために、父・山本茂斗萠の作品やスケッチブックおよそ38点も同時に展示されています。

印象派に師事した父と息子の画風の共通点やそれぞれの個性を比べることで、中尾英武の作品をより深く楽しむことができました。

館内の撮影は、管理者の許可を得て行いました。

会場に入ると、まず目に入るのが大画面の人物画。

中尾氏の作品を間近で見ると、その迫力に圧倒されます。
まるで目の前に巨匠が立っているかのような、圧倒的な存在感です。

そして、作品をじっと見つめていると、執筆中の作者の感情がひしひしと伝わってくるのを感じるのです。

新たな発見

本展では、中尾英武氏だけでなく、父である山本茂斗萠氏の作品も展示されていました。

これらの父と息子の作品を比較することで、中尾氏の絵のルーツを想像できて面白かったです。

中尾英武氏の絵を見たあと、父である山本茂斗萠氏の作品の展示されている部屋に入ると「温かい」

中尾英武氏の内面には、何があったのだろうかと気になる瞬間でした。

また、本展では中尾氏の制作過程を窺い知ることができるスケッチブックや下絵なども展示されていました。

山本茂斗萠氏の作品
山本茂斗萠氏の作品

私が惹かれた中尾英武氏の二枚の絵があります。

一枚は、籠からでた白い鳥と女性の絵。

もう一枚は、チェロを持つ少女。

どちらも晩年の作品でした。

線がとても美しく、絵の具の重なりが背景とのバランスが絶妙で
才能とはこういう事なのだな・・・と感じました。

親子で楽しめるイベントも充実「“うえび”イベント」

会期中には、親子を対象とした様々な「“うえび”イベント」も行われます。

  • 7月7日には、0~6歳の未就学児の親子を対象とした「うえびひよこつあー」を開催。スタッフが美術館体験をサポートしてくれるので、小さなお子様連れでも安心です。
  • 小中学生以下の子どもを対象とした「きて・みて・あそんで!うえびでピクニック」も開催。
    木のおもちゃや絵本を通して、美術館がどんなところなのか楽しく学ぶことができます。
“うえび”イベント

丹波市ゆかりの作家による合同イベント

「大人も子どもも!うえびワークショップ・フェア」を開催。丹波市ゆかりの作家による染色、木工、版画などのワークショップ体験ができます。

日時7月14日(日曜日)午後2時~午後4時
会場植野記念美術館 2階 研修室
定員各ブース各回5名(予約不要、材料がなくなり次第終了)
参加費各ブース1回100円
注意事項
  • 初回は午後2時に開始
  • 以降はブースが空き次第案内(受付表に名前を記入)
  • 体験時間目安:20分
  • イベント時間内は入退場自由
  • 汚れてもよい服装またはエプロン持参

ワークショップ紹介

1. 藍の生葉を使って布にもようをつけてみよう!
講師: 有田やえさん
内容: 藍の葉を摘んで布に模様をつける体験ができます。

2. 森の足音 – カスタネットをつくろう
講師: 森本達也さん
内容: さまざまな木の特徴を感じながら、オリジナルのミニカスタネットを作るワークショップです。

3. 製本ワークショップ
講師: 堂東由佳さん
内容: いろいろな紙を使って、自分だけのノートを作ります。表紙もデコレーションできるので、自由に組み合わせて楽しめます。

4. 砂絵をあそぼう
講師: 池上典衣さん
内容: 色とりどりの砂を使って自由に形を描きます。鉛筆や絵の具と違った楽しさを味わえます。

5. うちわをデザインしよう
講師: 安田香さん
内容: 色画用紙に絵の具で指や筆を使って模様をつけ、オリジナルのうちわを作るワークショップです。好きな形に切り抜いて貼りつけることで、世界で一つだけのうちわが完成します。

イベントの詳細や申し込みは、植野記念美術館までお電話ください。

丹波市立植野記念美術館:自然とアートが融合した、心温まる美術館

兵庫県丹波市にある丹波市立植野記念美術館は、丹波の美しい自然に囲まれた、心安らぐ空間が広がる美術館です。

総花崗岩積みの石造建築は、自然と見事に調和し、その佇まいは一見の価値あり。

館内に一歩足を踏み入れると、静寂に包まれ心がほっと安らぎます。

丹波市立植野記念美術館の魅力を少しご紹介します。

  • 充実したコレクション: 中国美術、版画、現代美術、パプアニューギニア民族美術など、約1,500点の収蔵作品を誇ります。
  • 多彩な企画展: 年間を通して様々な企画展を開催しており、常に新しい発見や感動を与えてくれます。
  • アートに触れる体験: ワークショップや講演会など、アートに触れる体験プログラムが充実しています。
丹波市立植野記念美術館

2023年のリニューアルで魅力倍増

2023年のリニューアルで、さらに魅力を増し、訪れる価値が倍増しました。

リニューアルでバリアフリー設備も充実し、どなたでも安心して楽しめる美術館となりました。さらに、新設されたカフェやミュージアムショップでは、アート鑑賞の後に美味しいひと時を楽しむことができます。

展示室も拡張され、約1,500点の収蔵作品がより多く楽しめるようになりました。

企画展やイベントも盛りだくさんで、訪れるたびに新しい発見が待っています。

ワークショップや講演会、コンサートなど、子どもから大人まで楽しめる多彩な企画が用意されています。

リニューアルした丹波市立植野記念美術館は、自然とアートを同時に楽しめる丹波市の新たな文化拠点として注目をされています。

美術館を訪れる際は、ぜひ周辺の自然スポットも一緒に楽しんでくださいね。

丹波市立植野記念美術館 情報

  • 住所:〒669-3603 兵庫県丹波市氷上町西中615-4
  • 電話番号:0795-82-5945 
  • 開館時間:10:00~17:00(最終入館:16:30)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
  • 入館料:一般 300円、小中学生 150円、未就学児 無料
  • 公式ホームページ:植野記念美術館

この機会に、ぜひ丹波市立植野記念美術館を訪れてみてはいかがでしょうか?

きっと、あなたにとって忘れられない美術館体験となると思います。

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